今日は、長年ともに暮らし、一緒にタイに移住した私のvivi姐さんとのお話です。何故姐さんなのかと言うと、とにかく眼光鋭く、今では他の子達も皆一目置き、ほかの子はご飯を取られても、終わる迄後ろで待っているとか、そう言う感じと、私的には目つきがちょっと極妻系だと思えたからそう呼んできました。でもね、その極妻系vivi姐さんが、タイに来たら思いっきり癒し系に変身したんです。そこのところの変化など、お子様時代からのお写真と共にUPしようかなと思った次第です。
もう２１年も前になるんですけど、近所のお役所の垣根の下で、雨の日に朝から鳴いていた子猫を、保護して、蚤まみれ耳ダニまみれの、状態を綺麗にしたら、私が全身アレルギーになると言う強烈な出会いから、姐さんとは始まりました。大学病院で全身写真撮りされると言う何とも情けない程ひどい蚤アレルギーになったのでした。 まあそんなことはvivi姐さんとの関係には何の関わりもないんですけどね。当時は、元気でやんちゃで可愛くて、一気に我が家のアイドルになっていました。当時３匹目の新猫っ子でした
避妊手術も無事に終え、全ての注射も健康診断も全部クリアして、元気いっぱいの時に、cicyが来たんです。片目で家の庭に瀕死の状態でやって来ました。まだ哺乳瓶でミルク飲ませるくらいの赤ちゃんで
毎晩お世話が大変でした。そして、そんなときviviちゃんから姐さんになって仕舞ったんです。もっと大きな子達が居たのに、凄く荒れてしまいました。
最初はただの悪戯や、八つ当たりでした。まだお子様だったし、何されても可愛いと思っていたし、時々やってしまう粗相には、まだ子供だからと、どうしてすっかり覚えたトイレを上手く出来なくなったのかと、首を傾げたものの、そう気にしませんでした。別にどの子もひいきはしていなかったつもりです。
だけど、段々ひどくなって来て、いかにもわざとと言う出来事が増えて行きました。 観ている目の前でわざとオシッコしたりし始めたのです。看病に気持が集中してかまってあげられなくなってから、多分その事でのviviのやきもちと思うんですけど、おしっこを私のベッドにする様になって、それで何度も叱られるようになりました
そこからどんどん私達の距離が広がって、抱くと唸る様になりました。そうなるともっとお互いに心の距離が広がりましたね。cicyのご飯をviviが先にみんな食べてしまえば叱られるし、喧嘩してると弱っっちいcicyをかばって抱き上げて助けたりされて…。viviは私に振り向いて欲しかったのかなとも、今は思って居ますが、その時は気がつきませんでした。
まあ年取ってからは回数が減りましたが、それでも時々繰り返しました。そして夜中に毛布や羽布団をバスルームでつまみ洗いしながら一人怒ってましたね私。自分が保護して、迎えたのに、本当にお互いに好きじゃ無くなっていました。頭をなでるだけで唸りましたからね。他の家族にはそんな風じゃないのです。私にだけでした。 そんな中家族全員でタイに移住することになり、全く違う環境にやって来たんです
でも、タイに来たら最初に一回だけ同じことしましたが、それ以来全くしないんです。そしてなんと、最近では夜は寝しなに、私の枕元に来て頭をぶつける様になりました。喉をゴロゴロ鳴らして、寄りかかって寝るのです。何故なのか私には解らなくて、その事を母に言いましたら、母が言うのには、それはviviが変わったのじゃなくてね、あなたが変わったからよって言われました。ストレスが無くなって、イライラしていなくて、だからviviはそれを察知したんでしょうって。
私そんなにイライラしていたのかしら…。最初のきっかけがどう有れ、viviを叱って怒っていた私の気持に、日頃の色んなストレスがもっと声を大きくして、もっと怒りを膨らませていたのかもしれません。毎日が穏やかで、楽しい今の生活では、朝目覚めると、視界いっぱいにviviが入って来て、おはようと優しい声で鳴くんです。本当に、あの私のことを大嫌いだったviviが、おはようおはようと、頭でごつんと頭突きしながら挨拶してくれるんです。 この変化はやはり，母の言う通りの理由なのかもと、今思っている私です。
可哀想だったな〜。もっと早く優しくなれていれば、もっと早く仲良くなれたかもしれないのにね。叱られて、悲しかったのかしら、怖かったのかしら…。相手は猫だけど、家族と同じですからね。もう相当高齢になりましたが（人で言ったら１００歳以上です）これからももっと長生きして欲しいです。大切に、今迄のことを無かったことに出来るくらいに、優しくしてあげたいですね。
今日はviviのことだけ書きました。長い間ずっと本当は大好きだったのに、近寄れなかった私達、この街に来て、初めてお互いを解り合えたのかもしれません。長い確執に終わりの時が来ました。ここ迄観て下さってありがとうございます。 今日はこの辺でお別れします。では又です＾v＾b
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